初めての彼とのデート

初めて彼氏が出来たのは高校一年生のとき。まだ15才。今思えばまだまだ子供だった。当時の自分はそんな事ないと本気で思っていたのだが。

初めてのデートはもちろん初めて出来た彼氏とでかけた。
相手は3つ年上の先輩。初めて男の人から告白され、恥ずかしいような嬉しいような、何とも言えない不思議な感覚だったことを覚えている。

初デートの場所は映画館。当時人気があってロングラン上映していた「タイタニック」を見に行った。
いつまでも映画界の歴史に残る有名な作品だったおかげで、テレビなどで紹介されているのを見るたびに、今でも当時の気持ちを思い出す。

映画を見に行ったのは平日の昼間。学校の授業をさぼってのデート。悪い事をしている気持ちなんてこれっぽっちもなかった。恋は盲目なのだ。

映画の内容はよく覚えている。映画の途中で手をつなぐ、なんてことが無かったおかげだ。しっかり映画の世界に入り込むことができた。
感動的なシーンでは泣きもした。

3時間ほどの長い映画を見終えた後、急いで電車に乗りこみ、学校へ戻った。
彼とは同じクラブに属しており、夕方から始まるクラブ活動に出席する為だ。

これも今思えばバカだなぁと思う。

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学校の授業はサボって、クラブ活動には出席する為に急いで戻る。何を基準に「いいこと」と「わるいこと」を判断していたのだろう。若い時の自分の判断がよく理解できない。

健全なお付き合いをしていた彼とはその後3ヶ月ほどで別れることになった。
私の気持ちが冷めてしまったからだ。これも冷めてしまったのではなく、最初から好きではなかっただけなんだと思う。

別れた直後に迎えた私の誕生日、タイタニックのサウンドトラックCDを彼からプレゼントでいただいた。
当時はそれを持っていることが悪いような気がして友人に渡した。記念にそのまま持っておけばよかったのだが。あのメロディーが懐かしい。

あれから15年近く経っただろうか?誰しもが経験する初デートはかけがえのない大切な思い出となった。

それから徐々に経験をつんで大人になっていったと思う。

久しぶりにタイタニックを観てみたくなった。ちょうど3Dで上映されるという話を聞いたところだ。また映画館へ足を運ばなくては。

今度は初めての彼氏ではなく、夫と一緒に。